基礎・酸素デバイス②

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続いては、リザーバーマスク!

いってみよう!

リザーバーマスク

6L/min以上で使用。袋(リザーバー)が付いていて、100%濃度の酸素が袋に溜まる。その袋の酸素を吸うので酸素マスクより高濃度の酸素が吸えるよ。

酸素濃度:6L/min:60% 7L/min:70% 8L/min:80% 9L/min:90% 10L/min:90%以上 

注意→マスクが密閉されてないと、リザーバーから吸わずにマスクの隙間から大気を吸ってしまう。リザーバーマスクを使用=高濃度酸素が必要な患者、なのにマスクフィッティングが悪いと高濃度酸素が吸えていない状況に陥ります。じゃあどう確認するか。

※重要→患者の吸気(吸うタイミング)にリザーバーがへこんでいるか、

    患者の呼気(吐くタイミング)にはリザーバーが膨らみきっているか。

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ちなみに私はリザーバーマスクを上手く使っている場面を見たことがありません…。

もし、そんな場面に出くわしたらリザーバーの膨らみを確認して上手く使っていきましょう!

続きましては酸素療法最強デバイス、ネーザルハイフロー!

ネーザルハイフロー(HFNC:ハイフローネーザルカニュラ)

成人の場合は30-50L/minで使用。小児では体重に合わせて流量設定(5-25L/min)

加温加湿器を使うことで、鼻腔への刺激が緩和されて鼻から高流量が流せるようになった。

鼻から高流量を流すことで鼻腔、口腔内の呼気がウォッシュアウトされ、解剖学的死腔(ガス交換に関与しない鼻腔、口腔、気道をいいます)が減る。→要するに、口腔内が酸素マスク部分となって酸素を取り入れやすくなる。

また、加湿することで痰が柔らかくなったり、繊毛機能が維持されてより排痰が進む。

酸素濃度はブレンダー式なら21-100%と操作可能、ベンチュリー式だと35-100%で変更可能。

ブレンダー型かベンチュリー型は配管が2本(酸素・空気)ならブレンダー1本(酸素)ならベンチュリー型になります。

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高流量、加湿、酸素濃度、すべての良いところを兼ね備えてて、顔周りの圧迫感なし!

酸素療法の最終形態と言えますね。

以上、2回に渡り酸素デバイスについて要点をまとめました。

ただこれは本当に概要で、いずれはもっと深掘りしていきたいところです。

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基礎となる4つの酸素療法、しっかり抑えておきましょう!

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